併せて、VISUACTはファイルサーバーとは独立して稼動するソフトで、サーバーに一切負荷を与えません。また、クライアントPCへのソフトウェアのインストールなども不要なため、ログ収集によるレスポンス低下がないといった特長があります。こうした点も高く評価されました。
三井住友カードがVISUACTの導入を決定したのが2009年3月のこと。その後、約1年の期間を費やして導入および本格稼働に向けての準備が行われました。その作業の多くを占めていたのがログ活用に向けたシミュレーションの実施でした。
「ログ収集の仕組みを導入するだけではなく、そこで得られたログを的確に活用できる体制を整えることが重要です。そこで、万一、何らかのインシデントが発生したときに、状況、原因の究明に向けて、対象となるデータをどのように絞り込み、どのように分析を進めていくかといった手順を標準化、マニュアル化するという作業に多くの時間を割いたのです」(小林氏)
2010年3月には、そうした準備作業も完了。VISUACTが本番稼働を開始しました。
「VISUACTにおいて収集できるログの情報は、極めて詳細かつ多岐にわたるものです。このため、もしもの有事の際の原因究明に向けても大きな安心を感じています。特に、通常のログでは単に"Read"とのみ示されるようなコピー操作についても、"Copy"と示してくれるといった点は、ログ解析の効率性を高めてくれるものと高く評価しています」(小國氏)
今回、このVISUACTを組み込んだ、株式会社NSDのFile Server Auditを導入しましたが、今後、三井住友カードでは、VISUACTで取得したログをさらに積極的に使いこなすことで、ファイルサーバーのアクセスにかかわる情報セキュリティのレベルをますます向上させていきたいと考えています。具体的には、有事に臨んでの事後対応だけではなく、File Server Auditが提供する視認性に富んだレポーティング機能、あるいはユーザーの不審なアクセスなどを検知するアラート機能などを活かし、情報漏洩や不正アクセスに対する予防的対策の強化にも取り組んでいく予定です。
「今後も当社では、クレジットカードの利便性を向上させるサービスをますます拡充していきます。それに歩調を合わせて、クレジットカードの安心・安全を常に担保することも我々にとって重要なテーマです。そうした観点に立ち、情報セキュリティをさらに進化させていくための取組みになお一層注力していきたいと考えています」(小林氏)
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